2007年の最後に取り組んだ作品は Roman Officer(ローマ将校)。
将校の目の鋭さや顔の表情、芝に沈み込んだ足下、腰に巻かれた防具の革の質感等なかなかだと思いませんか?
こうして見るとここ数年の間に大分技術的にも成長したなぁと実感させられます。
どの世界でもかまわないから、また一つで良いから息子にとって実になるものが出来れば良いなと感じています。
暮れになって取り組んでいるのが、来年3月に開催される第15回喜屋模型製作コンテストに出品する予定の作品。今年三月には幸いにもU-18賞を受賞する事が出来ましたが、今度はどうなる事やら...。
でも頑張って欲しいですね。
戦車、ジープの後はフランス龍騎兵に取り組んでいました。
やはり得意な分野なのでネツの入れようはたいしたものです。
さっそうと走っている状況は伝わりますでしょうか?
馬が走る道の状況も良い感じだと思いますが如何でしょう?
道に棒のようなものが落ちていますが、本来は龍騎兵が振りかざしている刀のはずなんですが、壊れてしまっているものです。(練習用だから仕方ないか)
龍騎兵の表情もまぁまぁでしょうか。息子は馬を見て欲しいなぁと行っていましたが、写真は撮り損ねてしまいました。
ジープの製作は初めての試みです。これも勉強(?)のためです。
息子曰く、作り方は戦車とあまり変わらないとの事ですが、やはり細かい作業は大変な様です。
今回の作品では、素人の管理人でもすぐに解るミスが一つ、埃まみれになったジープは良いのですが、窓ガラスまでしっかり埃にまみれて、これじゃ運転出来ない!
ワイパーで擦ったアトを作るつもりだったらしいのですが、塗料のぬり方の問題で失敗したようです。でも、埃にまみれた感じは良く出ていると思いませんか?
また、タイヤに付着した感じも本物みたいと思っているのですが...。
更にジープをひっくり返してみると、見えないところにもちゃんと泥がこびり付いています。
シャベルと鉞の感じは如何ですか? 至る所泥まみれなんですが、ちょっと綺麗過ぎるような気もします。 これももう少し観察力があればねぇ...。
勉強(?)のために作ったM4A1シャーマン中戦車初期型です。泥まみれの戦線で走行した戦車を表してます。
泥をかぶった状況が良く出ているような気がしますが、御覧になって如何ですか?
戦車の鉄板の質感やシャベルの質感なども本物のような気がします。
また、キャタピラについた泥が乾いている様子も感じられると思います。部分的にはまだ半乾きのところもあるようです。
でも、専門家の方からは、まだまだ言い分がある様で、色々アドヴァイスを頂いています。
昨年秋にユーロミリテール(イギリス)に出掛けた際、現地でお世話になった韓国のフィギァの専門店の社長さんから息子が頂いたバストモデル(胸像)に、この春休みを利用してペイントしていたものが、途中、専門家の方からもアドヴァイスを頂きようやく完成しました。
我が子ながらすごいなぁと感心しているところです。
見えている顔の部の縦がが約1.5cmでしょうか、その小さな顔にペイントし、更に目の表情も加えるのですからすごいです。
もちろんプロの方が見れば不足な部分も多々あると思いますが、感心してしまいます。
胸部のメタルの質感も塗ったもので、また狼の毛皮も本物らしく見えると思います。もともとはレジンというプラスチックのような材質で形があるだけですが、それに色を塗り重ねて仕上げていく様です。
下に写真を掲載しましたので見てやって下さい。
第14回喜屋戦車模型製作コンテスト『 キヤコン 2007 』が開催されました。
会場はJ荻窪駅のすぐ側にある「荻窪タウンセブン」のビル内にある会議室でした。
聞くところによると日本でも指折りのコンテストらしく、審査員の方々は口々に非常にレベルが高い作品が多いとおっしゃっておりました。
全部で80点以上の作品が参加され、第1次、第2次審査があり、金賞、銀賞、銅賞、U-18賞、特別賞、更にグランド・マスター等があり、それぞれ素晴らしい作品が受賞されておりました。
幸い、我が息子もU-18賞を受賞し副賞として戦車のプラモデルキットなどを頂いて帰りました。
また、数年受賞者がいなかったグランド・マスターに今年は選ばれた方がいらっしゃり、製作に7年間も掛かったそうです。拝見しましたが、さすがに素晴らしい作品でした。
写真は息子が製作した作品です。他、素晴らしい作品が沢山ありましたが著作権の問題もあると思いますので他の方の作品の掲載はひかえました。
専門誌 パンツァーグラフ(Panzer Graph!)7 に息子の原稿が掲載されました。
昨年9月にユーロミリテールに参加した時の記事ですが写真入りで載っております。文章も全て息子独自のものです。
版権の問題もありますので表紙と一部分を掲載致します。