この作品はユーフォニアム・テューバ・アンサンブル「クワトロ・フロール」の委嘱により2006年2月21日に創作されました。タイトルはスペイン語で「四つの花」という意味ですが、委嘱を頂いたアンサンブル名をそのまま作品名に致しました。
作品においては特に限定した花ではありませんが、初演者の方々のお好みの花をうかがい創作のヒントとしました。構成は一部カデンツァの部分も含まれますが、全く性格の違う四つの部分からなりたっており、アンダンテ (Andante)、ワルツ(Waltz)、アンダンテ (Andante)、アレグロ・モルト(Allegro
molto)、となっています。また、それぞれの部分で主役を演じる様に、各奏者にスポットが当てられる様になっており、演奏しながら、あるいはお聞きになりながら4つの花はどんな花か想像されるのも楽しいのではないかと思います。
初演は2006年4月26日、北とぴあ つつじホール(東京都)にて行われました。
1st Euphonium 内田真美
氏、2nd Euphonium
坂上知佳
氏、 1st Tuba
寺山澄香
氏、 2nd Tuba 西村早織 氏