この作品は、ユーフォニアム・テューバ・アンサンブル「テュービアム」のコンサートのために、２００５年１２月３１日に創作した作品を、クラリネットアンサンブルのために改作した作品です。

　広島市の象徴でもある原爆ドームや平和記念公園を訪れた際、原爆ドームや平和記念公園は非常に静かで、穏やかで、この場所で原爆が投下され悲惨な状況が繰り広げられたとは信じ難いものを感じてしまいました。が、こうして平和を取り戻すためには色々な方々の、一言では言い表せない大変な努力があったからだと感慨深いものを覚えました。

　その「平和」の部分を切り取って作品に表したつもりです。終始穏やかに流れ、真の平和の訪れを願うものです。

　「テュービアム」による初演は２００６年４月１８日、横浜みなとみらい小ホールにて行われました。同作品は ２００６年２月に吹奏楽作品として、２０２２年４月にクラリネット四重奏作品として創作されています。
　クラリネット四重奏は２０２２年５月１日、中町ふれあいホール（世田谷区）にて行われました。
　演奏者は 1st Basset 平山諒　2nd Basset 加藤純子　1st B.Cla 白石佳軌

2nd B.Cla 矢ヶ崎貴史（敬称略）の皆さんでした。